Slow Brew Guide

ご家庭でも美味しいコーヒーを楽しんで頂くため、いくつか抽出方法をご紹介します。
これから紹介するやり方は、完璧な方法とは言い切れませんが(コーヒーの世界は進化し続けています!)
最適な抽出方法を見つける良いスタートポイントになるはずです。

これらは、私たちのバリスタとトレーナーが話し合いを重ね、テイスティングを繰り返し、試行錯誤の末に完成したものです。
バリスタとホームブリュワーの皆様の参考になれば嬉しいです。ENJOY!

For your drinking pleasure we present these brew techniques. These are NOT the final word on brewing (can there ever be a final word in the world of coffee?) but are a great spot to start. We’ve managed to get a consensus between our baristas and trainers agreeing on these methods after much discussion, tasting, wading through beards and opening cans of worms. This brewing guide will hopefully be useful to baristas and punters alike – enjoy!

Brew Methods: KINTO コールドブリューカラフェ HARIO V60 ハリオV60 AEROPRESS エアロプレス FRENCHPRESS フレンチプレス

KINTO コールドブリューカラフェ

img_ill_pourover 爽やかで弾けるようなコールドブリューは、夏の暑さを和らげるにはもってこいです。この KINTO COLD BREW CARAFE KINTO コールドブリューカラフェ はご家庭でコールドブリューを楽しむのに最適な器具です。抽出に使用するコーヒー豆の量を調整することによって、軽やかにリフレッシュできるコールドブリューと、複雑で濃厚なコールドブリューを作り分けることができます!

FOR RESERVOIR EDITION
さっぱりとリフレッシュ:
45g/750ml

しっかりと濃厚:
60g/750mL

WHAT YOU’LL NEED 必要な器具:

  • グラインダー(ミル)
  • お湯を注ぐケトル
  • デジタルスケール

手順

    1. コーヒー豆を計量し挽く。ドリップコーヒーを淹れる時と同じくらいの挽き目がおすすめです。
    1. フィルター部分(コーヒーの粉を入れる部分)を外蓋から取り外し、内蓋を取って挽いたコーヒーを入れる。
    1. フィルター(コーヒが入った状態で)をボトルの中に落とし入れスケール に置く。この時まだ内蓋、外蓋は外したままです!。
    1. 750mlの浄水をコーヒーの粉(フィルター)に注ぐ。フィルターから抽出される様子を見ながら数回に分けて注いでください。
    1. 一度フィルターを持ち上げ、優しく回しかき混ぜる。かき混ぜた後、お水が均等な色になっているのが理想です。
    1. 内蓋をフィルターに取り付ける 。 フィルター部分を外蓋に取り付け、ボトルにセットする。
    1. 全てセットしたコールドブリューカラフェを冷蔵庫に入れる。18−24時間かけて抽出するのがオススメですが、皆さんもいろいろ試して見てください!
    1. あらかじめ決めておいた抽出時間が経過したらフィルター部分を外蓋から取り外す。こちらで抽出したコーヒーは冷蔵庫で5日間は美味しく保存できます。

HARIO V60 ハリオV60

img_ill_pourover POUR OVER(ドリップ)スタイルでは、鮮やかで口当たりの柔らかいコーヒーを抽出することができます。
適温に温めた浄水を、挽いたコーヒーの上に注ぎ、フィルターを通してカップへ落とします。
全ての抽出方法の中で、おそらく一番単純なやり方ですが、カップに表現できる風味は素晴らしいものです。

WHAT YOU’LL NEED 必要な器具:

  • ドリッパー
  • ペーパーフィルター
  • グラインダー(ミル)
  • お湯を注ぐケトル
  • デジタルスケール
  • 抽出したコーヒーを受ける容器
  • タイマー

手順

    1. ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、紙のにおいを取り除くため、お湯でペーパーフィルターを湯通しする。
    1. 用意した水を92〜96度まで加熱する。沸騰後1、2分待つと良い。
    1. 12gの美味しいコーヒー豆をはかり、中挽きにする。コーヒー豆を1のフィルターに入れ、スプーンなどで真ん中にくぼみを作る。種を植えるような感覚で。
    1. フィルターと、コーヒーを受ける容器を重ねてスケールに乗せる。注ぐお湯の量を計れるようにするため、スケールの表示をゼロに戻す。基本レシピとして、12gのコーヒー豆に対し、200gのお湯を使用。(60gコーヒー豆/1リットルのお湯)
    1. タイマーをスタートし、先ほど作った種を植えるようなくぼみに、ゆっくりと優しく50gのお湯を投入し、コーヒーを膨らませる。この作業は、全てのコーヒー豆から良い成分を取り出す為に行います。バリスタによってはこのステージで、スプーンを使ってかき混ぜる人もいます。撹拌をするかどうかはお任せします。
    1. タイマーが30秒に達し、膨らんだ豆がもとに戻ったら次のお湯の投入を開始する。始めは50gの投入後(蒸らし)、30秒の時点でさらに75gのお湯を投入、60秒の時点で最後の75gを投入するやり方で試して下さい。もしくは50gの投入後の30秒の時点で残りの150gを投入するやり方も良いでしょう。お湯をどのように注いでいくかで、最終的なカップに出る品質が変わってきます。
    1. ドリップにあるお湯が落ちきったら、美味しいコーヒーの出来上がりです!

AEROPRESS エアロプレス

img_ill_areopressエアロプレスは比較的新しい抽出器具の一つです。この器具は抽出の時間をコントロールすることができます。
挽き目や圧力を変える事によって、ユニークで多様な風味を演出することができます。お好みのコーヒー豆からどのような成分を搾り取るかはあなた次第です。(エスプレッソ用のコーヒー豆を使用し、ミルクと合わせる強めのコーヒーも抽出可能です)家庭で使用するにはもってこいの抽出器具です。

What you’ll need 必要な器具:

AEROPRESS エアロプレス
AEROPRESS用ペーパーフィルター
グラインダー(ミル)
かき混ぜ用のスプーン
お湯を注ぐケトル
デジタルスケール
タイマー
温度計
抽出したコーヒーを受ける容器

手順

    1. ペーパーフィルターをエアロプレスの黒いフィルターキャップにセットし、湯通しする。この作業をすることにより、最終的なコーヒーに紙のにおいを残さないようにします。
    1. 14gのコーヒー豆を用意する。
    1. 用意した水を92〜96度まで加熱する。沸騰後1、2分待つと良い。
    1. 黒いキャップをもとの位置にセットする。
    1. コーヒー豆を中挽きにする。
    1. 挽いたコーヒー豆を、キャップを下にしたエアロプレスに投入する。
    1. 6を抽出後のコーヒーを受ける容器の上に置き、スケールの上にセットする。
    1. 200mlのお湯をエアロプレスに注ぎ、素早くかき混ぜる。
    1. 黒いゴムの着いた部分をエアロプレス上部にセットし、コーヒーの液体が容器に垂れるのを防ぎます。
    1. タイマーをスタートし、60秒待つ。
    1. セットした上部を取り外してかき混ぜ、再度セットし直す。
    1. 上からゆっくりと優しい圧力で押し、60秒程かけて抽出をする。
  1. 美味しいコーヒーをお楽しみ下さい。

注意:強めのコーヒーを抽出したい場合は、コーヒー豆の量を増やす前に、挽き目を細かくすることをお勧めします。酸味が苦手な方はエスプレッソ用の豆を使用し、昔ながらのコーヒーの苦みをお楽しみ下さい。

FRENCHPRESS フレンチプレス

img_ill_plunger家庭で一番簡単にコーヒーを抽出することのできる器具の一つ。

What you’ll need 必要な器具:

  • フレンチプレス
  • グラインダー(ミル)
  • お湯を注ぐケトル
  • デジタルスケール
  • かき混ぜ用のスプーン
  • タイマー

手順

    1. コーヒー豆を用意する。(ここでも60g/1リットルの比率を使用します)30gのコーヒー豆に対し、500mlのお湯を使用。もし初めて使うフレンチプレスであれば、使用前にどのくらいのお湯が入るか計り、コーヒー豆が何g必要か確かめると良いでしょう。
    1. 用意した水を92〜96度まで加熱する。沸騰後1、2分待つと良い。
    1. コーヒー豆を入れたフレンチプレスをスケールの上に置き、メモリをゼロにセットする。タイマーをスタートし、お湯を注ぎ始める。ここで重要なことは、全てのコーヒー豆を均等に湿らせること。お湯を注ぎきった後に、乾いたコーヒー豆が浮いていないように気をつける。まだ慣れていない方には少し難しいかもしれません。注ぎ始めや注いでいる途中に、スプーン等を使用してかき混ぜ、全体にお湯をいきわたらせるやり方もあります。
    1. タイマーが4分に達したら、最後の撹拌をする。表面に出来たコーヒー豆の層をくずすことによって、プレスがしやすくなります。金属フィルターをセットし、ゆっくりと下へプレスする。押すのがきつい場合は、一度ストップし再度プレスを開始する。ゆっくりと均等な力でプレスすることが重要です。力を入れすぎて下へ押してしまうと、フィルターの横に隙間ができ、コーヒーの粉がカップに入ってきてしまいます。この粉が渋みをもたらします。渋いコーヒーは誰も飲みたくありませんよね!
    1. プレスが済んだらすぐにお好きなカップに注ぐ。人数分より多く出来てしまったコーヒーは他の入れ物に注いでしまいましょう。フレンチプレスの中に残しておくと過抽出を起こしてしまいます。せっかく美味しく淹れたコーヒーに、えぐみや渋みがでてきてしまいます。
    1. 微粉がカップに入ってしまうのがフレンチプレスの難点ですが、これを防ぐために、細かい茶こしのようなものを使用するのも良いでしょう。また、ドリップ用のペーパーフィルターを通すというやり方もあります。

Brew Methods: HARIO V60 ハリオV60 AEROPRESS エアロプレス FRENCHPRESS フレンチプレス

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