
20周年バースデーバッグのお披露目です。この特別バッグをTrippy Twentyと称します。デザインを施したKyle氏(カイル・フリーマン)はデータアナリスト兼アクチュアリストで、このマッシュルームエディションには興味深い統計情報がいくつか隠されています。
Kyle氏は、私たちのSurry Hillsカフェに10年間通ってくれている常連客の1人です。それはつまりSingle Oがビジネスを始めてから半分にあたる期間となります。彼はオフィスから歩いてカフェにやってきて、(4人に1人が日によって注文を変えるように)、コールドブリューかフラットホワイトを注文し、太陽の下で立ち人々を眺めながらコーヒーを待ちます。

さぁ、下記は私たち(Sophie)がKyleにインタビューをした内容です!カイル・フリーマンさんに、20にまつわる様々な事、キノコ、アートについて語ってもらいました。コーヒを片手にぜひご覧ください。(以下Sophie=S, Kyle=K)
S ミルクコーヒーとブラックコーヒーどちらが好きですか? K- どちらも
S – レギュラーサイズ?それともラージサイズのコーヒーを飲みますか?
K – ラージサイズ
S – 1日にコーヒーは1杯?それとも2杯?
K – 最低でも3杯です
S – アボカドトーストとベーコンエッグロールではどちらが好きですか?
K – うーん、今はベーコンエッグロールかな
S – 1人がけのテーブルと共有の大テーブル、どちらがいいですか?
K – 人間観察のために共有席
S – (カフェで)店内それとも外席に座りますか?
K – 店外ですね
S – 音楽の好みはソフト系?それともラウド系?
K – 静かに
S – ジャンルは?
K– バイブがあるやつ
S: Single Oとの繋がりは何ですか?
K: サリーヒルズエリアで8年間働いていて、Single Oは私のお気に入りのカフェの1つです。Sideshow(持ち帰り専用のカウンター)が移転した日まで覚えています!
S: おお、すごいですね!どこで働いているのですか?
K: NDISで働いています。
S: そこでどんな仕事をしているのですか?
K: 主にチームのスタッフ管理をしていますが、データ分析や数字の解析などを担当しています。
S: なるほど。実はこれが次のセクションに繋がるのですが、Kyleさん、あなた本人にについていくつか質問をしてもいいですか?
K: もちろんです。
S: あなたのインスタのハンドルネームはtouching doodlesですが、何故ですか?
K: ウェブコミックのプロジェクトを始めて、心に触れる(touching)と同時にくだらなくて馬鹿げた(doodles)ものにしたかったんです。名前を組み合わせると、私の性格の両面をカバーしているので、思慮深くもあり、少し下品でもあります。そして、その名前を思いついて、これがまさか空いているわけがないと思ったら、空いていました!
S: 運命のようですね? K: ははは、そうですね、運命だったのでしょう
S: あなたのアートの焦点はキノコですが、キノコにはいろいろな種類があります。中には美味しいものから人を殺すものまで、トランス状態に陥らせるものもあります。あなたはどのキノコですか?そして、なぜですか?
K: たぶんエノキだと思います。ただ、スープの中で泳いで楽しく過ごしているイメージがあるからです。
S: 珍しい種類のキノコを食べて、スーパーパワーが手に入りました。どんな力を選びますか?
K: 空を飛ぶことができる力ですね。ありふれているけど、考えられる可能性がたくさんあるでしょ!
S: 素晴らしい選択ですね。空を飛ぶ夢を見ますか?
K: それは私が繰り返し見る夢の1つです。空を飛ぶというよりも、空にある大きな滑り台のようなものを滑っていて、終わりなく続いていきます。飛ぶ夢は日常的に見ますね。
S: それってどういう意味があると思いますか?
K: それに対してあまり考えないようにしています。ただ私の脳が馬鹿げたことをしているだけだと考えていて。きっと何か暗い意味があるのでしょうけど。
S: このバッグは私たちの20周年を祝うものですが、20歳の時に何をしていましたか?
K: 私は大学でかなりハードなセメスターを過ごしていたと思いますが、セントラルコーストに住んでいて、夏には友達とビーチに行ってスキムボードをしたり、くつろいだり(パーティーもありましたが)していました。勉強もあれば、快楽主義的な楽しみもありました。
S: 20歳の自分にアドバイスがあれば何ですか?
K: リスクなんてないに等しいので、もっと色々なことに挑戦してみてください。
S: それ、すごくいいですね。次の質問に進みましょう。旅行が好きだと聞いたのですが、次にどこに行きたいですか?
K: 次は日本に行きたいです。ずっと行きたいリストに入っていました。そして、最後の旅行(コロナ以来初めての)はギリシャだったので、次は全く違う雰囲気になると思います。私が旅行で一番好きな事は人間観察なので、一番違和感を感じる場所が一番楽しめます。
S: では、今度はあなたのアートに関連する質問をさせてください。
S: Sideshowで列の最前列に立っていて、バリスタがあなたのアートスタイルを説明してくれと頼んできました。後ろに長い列ができていて、10秒後にはイライラしてきます。さあ、どうぞ!
K: 小さな帽子をかぶった悲しいオブジェ
S: ははは、それ、大好きです。スケッチや絵を描くことに興味を持つようになったきっかけは?
K: おそらく兄からです。彼は若い頃、とても優れたアーティストで、彼に憧れて絵を描きたいと思ったのがきっかけだと思います。父も非常に創造的でしたが、もっと技術的な面でした。彼は技術・エンジニアリングの図面をたくさん描いていました。だから、父と兄の間で興味を持ったのだと思います。
また、幼稚園の時に棒人間を描いていて、私は首のある棒人間を描いたら、他の子たちは首のない棒人間を描いていたので、みんなが私の絵に感銘を受けました。それが絵を描くことを追求するきっかけになったと思います。
S: データアナリストとしての仕事とアートに何か共通点はありますか?
K: うん、あると思います。データ分析というのは(絵を描くことと)、ある意味で似たような考え方で、データそのものではなく、人々が何を知りたいのかを理解し、それをどのようにプレゼンテーションすべきかを考えます。だから、抽象的な考え方を持ち、実用的な制約があるかもしれませんが、それは仕事のデータやイメージに関係しています。大きな違いは、仕事の方が具体的な目的を持っているのに対して、アートは意図的に目的がないところに楽しさがあると思います。
S: あなたはたくさんの個性的なキャラクターを描いています。それぞれのキャラクターには、それぞれの世界が広がっています。それぞれのキャラクターや世界のインスピレーションはどこから来ますか? K: 3つの方法があります。キャラクターのアイデアを持っていて、そこからストーリーを考えることもありますし、オブジェクトから始めて、そのオブジェクトのためのキャラクターやストーリーを考えることもあります。また、特定の言葉やフレーズに取り憑かれることがあり、それを考えて言葉に合ったキャラクターを考えます。だから、時々イメージがあったり、言葉があったり、挑戦的なオブジェクトがあったりします。例えば、まだハマグリについて描いたことがないので、今それに取り組んでいます。
S: これが初めてキノコのキャラクターを描いたわけではありませんよね?最初のキノコマンについて教えてください。
K: そうですね。最初はカウボーイのマジックキノコで、人々の現実感を盗むキャラでした。
S: このバッグをデザインするのは、普段のプロセスとはどのように違いましたか?すでに作ったキノコマンを別の世界に移動させる必要があると感じましたか?彼はもともと作った時と同じ性格を持っていますか?
K: タッチング・ドゥードルズの宇宙では、これらのキノコマンは別々のキャラクターだと思います。彼らはおおよそお互いを知っています。アートバッグは縦長のポートレートなので、キャラクターを少し長くして、もっとおかしな感じにできました。それが違いだと思います。ポストイットの落書きはいつも正方形なので、ものをコンパクトにしなければならない傾向があります。だから、プロセスの一番大きな変化は、彼を長くて変な形にすることだったと思います。
S: デザインにある他のキャラクターたちは皆友達ですか?
K: 私のアートは時々奇妙で暗いテーマに踏み込むことがあるので、彼らは友達であったり、宿敵であったり、互いに破壊し合ったり、ちょっと混乱しているだけだったりする、豊かな世界だと想像できます。まるで現実のようです。
S: お気に入りはいますか?
K: 私のロゴのように機能しているものが1つあります。それは木でできた男の子で、大きな馬鹿げた笑顔をしているんです。それが私のシンボルになっています。それ以外に、お気に入りとして思い浮かぶのは2つあります。1つは何年も前に描いたものですが、スキャナードッグというキャラクターで、スキャナーでありながら犬で、いつも逃げてオリジナルの人生を送ろうとしています。もう1つはジョイボットで、とても幸せそうなロボットなのですが人々の奥さんを盗むでしまいます。
S: 次のアートバッグプロジェクトに誰に頼むべきだと思いますか?
K: うーん、それは難しい質問ですね。ちょっと考えさせてもらってもいいですか?また伝えます!