
Single Oのコーヒーを取り扱うカフェによく行っているみなさんや、オンラインストアで1kgの袋をご購入いただいたことがある方は、デザインが過去10年間絶えず変化し続けてきたことにお気づきかもしれません。Random Acts of Artの名で親しまれ、今までに20名以上のアーティストがコーヒー袋をキャンバスにして、彼らのクリエイティブな作品を披露してくれました。
これまでのアーティスト達と、私たちのロックスターカフェ (Single Oのコーヒーと情熱を提供しているパートナーカフェ)の関係性から、次のステップに進む時期に来たと判断しました。ランダム アクト オブ アートのアップデートのランダム性を少しだけ変えていくことにします。

まず、ランダム アクト オブ アートとは?の質問にお答えします。 (オーストラリアの)80年代、90年代、2000年代初頭のカフェをご存知の方はいらっしゃいますか?カプチーノはとてもふわふわで、ホイップアップしたような泡がそよ風で飛び散る可能性があったり、 2度焦げたブラックコーヒー(まずは焙煎しすぎ、そしてエスプレッソマシンの不安定な温度管理によって高温抽出されたもの)が当たり前に提供されていたりしました。さらに、カフェと言えば必須の屋外用パラソルとストリートバリケード (それらの多くはよく今日でも良く見るかもしれません)、つやつやに光る缶やコーヒーバッグがあり、それら一つ一つに大きなロゴが描かれ、誇示されていました。
Single Oが2003 年に焙煎を始めたとき、そのような典型を打ち破るためにパラソルやストリートバリケードの提供や使用を避けました。そして、コーヒー豆は無地のバックへ。型にはまった企業デザインにアンチテーゼを唱えることは、面白いだけでなく、私たちと同様に他のサードウェーブスペシャルティコーヒーロースターが試みていたコーヒーの調達方法、焙煎技術、抽出理論への変化を生み出しました。
その後、シドニー・サリーヒルズのパートナー (尊敬されるエージェンシーである Maud、The Monkeys、M35) の助けを借りて、「The Random Acts of Art Project(バックをキャンバスにしてArtを描くプロジェクト)」が生まれ、Single Oのコーヒーを取り扱っているカフェのお客様とよりダイナミックでクリエイティブなものを共有できるようになりました。10 年以上にわたり、様々なアーティストのコーヒーバックアートはカフェの棚を飾り、ご家庭のキッチンを生き生きとさせてきました。

最新のアーティストは、才能があって面白いジェム クーテ氏。彼女と彼女の描いたいたずら好きな「フィルター ゴースト」とは、私たちのカフェのクライアントであり仲間であるライジング サン ワークショップを通して出会いました。そして、このような出会いはこれまでRandom Acts of Artで何度も見てきたパターンでした(アーティストとSingle Oのコーヒーを扱っているカフェを通してアーティストと出会うこと)。このことから私たちはアイデアを得ました。私たちのパートナー内でクリエイティビティを分かち合い、そしてさらにコーポレートデザインに挑戦していくのはどうかと?
こうして新しいコンセプトで生まれ変わったのがArt Bag Project(アート バッグ プロジェクト)です。これからは、すべてのブレンドコーヒーがアートバッグで納品されます(今までブレンドは無地バックを使用)。常にカフェコミュニティを通じてアーティストを探し出すことに絞り、バッグの裏ではアーティストのストーリーを伝えていきます(と彼らの「いつもの」コーヒーも)。
新しいアート バッグ プロジェクトの最初を飾るのは、バイロンベイのThe Top Shopで 10 年以上の常連客であり、パンクロックにインスパイアされた伝説的なアーティストです。彼についてはこちらのブログからもっと知ってみてください