Single Oは私たちの焙煎所がある東東京に、Freepour Coffee On Tapとエスプレッソ、そしてシドニーでも長年愛されている食事メニューを提供するカフェをオープンします!

今回、旗艦店の場所として選んだのは日本橋浜町。侍の街と言われた浜町は江戸時代の終わり、関東大震災、世界2次世界大戦後に3度生まれ変わったと言われています。多くの料亭(レストラン)があったこと、侍が刀(刃・ブレイド)を挿して歩いていたこと、また「手しごと」(クラフト)が盛んであるエリアであること、これら全てがSingle Oカフェをオープンするにあたりしっくりくるポイントでした。また私たち最初のホームである焙煎所(両国)から近いということも大切な理由の一つです。
未だに自由に動き回れる状況ではありませんが、私たちの本部があるオーストラリアをはじめとする、海外からの旅行者にもアクセスしやすい場所です。T-CATを利用すれば出入国の直前直後にも立ち寄りやすく、近隣にはホテルも多くあるため海外旅行者のみならず、日本各地から東京に来られる旅行者にも滞在しやすいエリアとなっています。4路線の地下鉄駅を利用可能で、東京駅に近いことに加え、渋谷・新宿へも乗り換えなしでアクセスできます。

FREEPOUR COFFEE ON TAP
今回のお店の目玉はなんと言ってもFreepour Coffee On Tap。元々はSingle O本店のために、Six Simple Machine社と共同で開発したものですが、歴史的にドリップコーヒーが根付いていて、ブラックコーヒーを楽しむ人が多い日本の市場にはぴったりのシステムです。休日にコーヒー屋さんでゆっくり抽出してもらっている時間を楽しむことも素敵ですが、慌ただしい日常の中でも、10秒で高品質のコーヒーを手に入れることができれば、ホッと一息つくことができるのではないでしょうか。最大6種のコーヒーから選ぶことができるTap Coffeeにはスペシャルなコーヒーが並ぶことも。将来的には海外からのゲストロースターも紹介予定です!

SINGLE O HAMACHOへの想い
Single O Japan代表の山本が、シドニーの本店で皿洗いとして働き始めたのが2008年。その当時から有名店であったことを知らずに勤め出した山本は、洗っても洗っても山積みになるカップやお皿に囲まれながら、まかないで飲ませてもらったエスプレッソに衝撃を受け、「必ず日本でもこのコーヒーを紹介する」と決心し、2011年には正式にSingle Oの代表 Dion & Emma(ディオン&エマ)へ東京での出店を提案しました。2014年に両国でオーストラリア国外初の焙煎所を稼働、Single O Japanがスタートしました。味と雰囲気に感動していた2008年からさまざまなことを経験し、Single Oが買い付け・紹介をするユニークでストーリーのあるコーヒーや、そのコーヒーをより多くの人に届ける為に、色々な仕掛けを行うブランドを日本の皆様にももっと知っていただきたいと想うようになりました。そして様々な要因によって取り巻く環境が変わってきているコーヒー産業を、よりサステイナブルにしていくメッセージを発し続けていく新たな場所が必要だと感じるようになりました。
2021年、東京出店の提案からちょうど10年が経ちました。このSingle O Hamachoには私たちの想いが詰まっています。便利で気軽に利用できるFreepour Coffee On Tapによってスペシャルティーコーヒーを素早く多くの方々へお届けします。時間に余裕がない朝や仕事中、送り迎えの途中でも気軽にTap Inして下さい!毎日利用できるように、より素早く、コンタクトレスでTap Coffeeが楽しめるお得なサブスクリクションもリリースします。


ZOOMING IN ON SUSTAINABILITY AND CREATIVITY
また店舗デザインにも色々なメッセージが散りばめられています。天井にぶら下がる雲のアートは、2021年に惜しまれながらも閉店したSingle O CBDで使われていたものです。同じく持ち帰りのカップホルダーや、店内の座席の一部もシドニーで使用されていました。使い捨てるのではなく、再利用する。その考えはリサイクルプラスチックを使用したテーブルトップや、廃棄される衣料品が90%使用されているPaneco®︎をエスプレッソバーに用いることでも表現されています。

店内奥の壁一面に広がるのは「手君(てくん)」などの作品で知られ、様々なデザインやグラフィックを手掛けるアーティストWashio Tomoyuki氏によるアート。オーストラリアと両国、浜町を盛り込んだデザインになっており、一番上にはオーストラリアのウルル(エアーズロック *オーストラリアではエアーズロックとは呼びません)、両国から渡ってくる橋や隅田川の様子、国技館やコーヒーに関するものが描かれています。他にも色々なものが描かれているので、皆さんも探してみてください!

JAFFLES AND PIES – WHAT HOMESICK BLUES?!
オーストラリアのカフェでよく見かけるベイク等のフードメニューを店内で、もしくはお持ち帰りで。日本人が海外旅行中などにお味噌汁が恋しくなるのと同様で、オーストラリア人が旅行中に恋しくなるようなメニューを提供します。シドニーのSingle O店舗でも長年愛されてきた、Single Oオリジナルの自家製「バナナブレッド with エスプレッソバター」をぜひ味わいに来てください。大きな自家製クッキーはバニラ、チョコレート、キャラメルの3種類でご用意。フードメニューの監修はシドニーで活躍しているシェフ、佐々木優氏にお願いしました。オーストラリアの一流レストランやアメリカでシェフの経験を積み、10年前にシドニーでCafe Creasion をオープン。オープン当時からSingle Oのコーヒーをカフェで提供してもらっている長年のパートナーです。
ぜひ私たちの想いが詰まったカフェにお越しください!
店名:Single O Hamacho(シングルオーハマチョウ)
住所:東京都中央区日本橋浜町三丁目16-7 スプラウト日本橋浜町 1F
電話:10月下旬開通予定
開店日:10月28日 営業時間:平日7:30-19:00
土日祝 8:00-19:00
Photo Credit: Koji Shimamura