
アーティストBertie Blackmanは3/4フラットホワイトしか飲まないわけではありません。彼女はロングブラック、エスプレッソ、バッチブリューもたまに飲みます。タスマニアのロンセストンにある大人気カフェBread + ButterがSingle OとBertieを繋げてくれました。
Bertieが色々なコーヒーの飲み方を好むことは、さまざまな形で彼女のクリエイティブ能力が発揮されていることのヒントになっているかもしれません。彼女は万華鏡のような芸術的な発想を持ち合わせています。そしてそのダイナミックな能力は彼女の父親であるCharles Blackman譲りでもあります。Bertieは絵を描くだけではなく、歌手であり、作詞家であり、ギタリストでもあります。そしてさらに最近では絵本作家としてもデビューしました。
近年は主にシドニーに在住していますが、彼女の母と兄弟が住むタスマニアへ行き来する生活をしています。そのことがこのバッグの反対面に描かれているキャラクターを生み出しました。Bertieは「タスマニアタイガーであるベンジャミンがキングスクロス(シドニー内の歓楽街の地名)に住むフルーツコウモリの翼をまとった」と私たちに紹介してくれました。(さっき絵本彼女は作家でもあることを伝えましたよね)タイガーコウモリなのかコウモリタイガーなのか。あなたにはどちらが正しい呼び方に聞こえますか?シドニーの代表的な空飛ぶ哺乳類と、彼女が愛してやまないタスマニアを代表する、残念ながら絶滅してしまったタスマニアタイガー(サイラシン)の融合。奇妙でありながら美しいと思いませんか?
ここらへんで話をまとめますと、まずロンセストンを旅行者の楽園と変え、コミュニティーのハブとしての役割も果たしているBread + Butterに敬意を捧げたいと思います。彼らのホスピタリティとハウスメイドのパンとバター、コーヒー(Single Oのブレンドとシングルオリジンを使用)、店舗の内装(Bertieの兄弟であるFelix Blackmanが手がけた)、これらすべてが素晴らしく融合した結果だと思います。さまざまなものを融合してArt Projectに詰め込んでくれたBertieに感謝です!
※タイガーコウモリはBertieのクレイジーなほどよくできた絵本「Mica The Star Sailor」に出てくるタスマニアタイガーのベンジャミンが元となっています。

さぁ、下記は私たち(Sophie)がBertieにインタビューをした内容です!コーヒーを片手にぜひご覧ください。
Sophie- ミルクコーヒーとブラックコーヒーどちらが好きですか?そしてなぜ¾フラットホワイトがあなたのお気に入りなのですか?
Bertie- Single Oのアートバッグ作成の依頼を受けてオーナーのEmma(エマ)と面談をした時、ミルクコーヒーが飲みたくなって、¾フラットホワイトを注文しました。でも今まで¾フラットホワイトを飲んだことはなくて、たまたまその時注文したコーヒーがこのアートバッグに印刷されてしまったのです。訂正しようかとも思いましたが失礼にあたると思ってやめました。面談時はその時の気分に合ったコーヒーが口から出たと思うので、¾フラットホワイトが(このアートバッグに合った)私のお気に入りのコーヒーなんだと今は思っています。
Sophie – レギュラーサイズ?それともラージサイズのコーヒーを飲みますか?
Bertie – スモールサイズですね。ラージサイズの飲み物は好きじゃありません。私は手が小さいので、コーヒーに限らず小さくて手に収まるサイズのものがいいです。そうでなければ床に落としてしまうので。
Sophie – 1日にコーヒーは1杯?それとも2杯?
Bertie – 3杯です。
Sophie – アボカドトーストとベーコンエッグロールではどちらが好きですか?
Bertie – ベーコンエッグロールにアボカドをトッピングします。
Sophie – それだとアボカドが温かくなってしまいませんか?
Bertie – アボカドが滑り出てこないように気を付けるだけです。美味しいですよ。
Sophie – 温かいアボカドが好きなんですか?
Bertie – そうですね、温かいアボカドはちょっと好きです。学校のキャンプを思い出します。それか(オーストラリアの)ガソリンスタンドで買うようなトーストした野菜サンドイッチかも。なんかオーストラリアっぽいというか。私にとって温かいアボカドはオーストラリアを思い出す一品です。
Sophie – 1人がけのテーブルと共有の大テーブル、どちらがいいですか?
Bertie – 1人がけのテーブル。いつもそうです。
Sophie – (カフェで)店内それとも外席に座りますか?
Bertie – 天気がいい日は外ですね。風が強い日は室内に座ります。
Sophie – 音楽の好みはソフト系?それともラウド系?
Bertie – ラウド系ですね。大音量の良い音楽です。
Sophie – 音楽とはあなた自身のことですか?Bertie Blackmanさん?
Bertie – 私自身が音楽かって?その通り。私自身が音楽です。
Sophie – そのことについてもう少し聞かせてください。
Bertie – えーっと、質問の意図はなんでしょう?
Sophie – カフェ空間での音楽の役割は何だと思いますか?
Bertie – んー。コーヒーの湯気のような存在ですかね?
Sophie – コーヒーの湯気というと?
Bertie – コーヒーの香り。それがまたコーヒーを良くしている。
Sophie – オーストラリアのタスマニアにあるBread & Butter(カフェ)をバンドまたはシンガーで例えるとしたら?
Bertie – Amyl and the sniffersかな。
Sophie – ではSingle Oを例えるなら?
Bertie – Stingですね。彼は活動家で滑らかな声の持ち主です。
Sophie – このアートバッグにはコウモリが描かれています。あなたがこれまでにしたことで一番コウモリっぽいことはなんですか?
Bertie – 難しい質問ですね。これまでにいくつか変わったことをしてきました。人生の6か月間くらい、自分の顔にマジックペンで髭を描いて外をうろうろしました。それでステージでパフォーマンスもしましたよ。インターネットを見てもらえばそれを証明する証拠があります。2010年、私は猫になりたかったみたいです。いや、狼だったかな?うん、狼になりたかったんです。Spike Jonzeが監督をした’Where the wild things are’(邦題:かいじゅうたちのいるところ)という映画の主人公Maxが着ていた狼の着ぐるみの大人サイズを購入しました。それを着てGotye(ゴティエ:オーストラリアのシンガーソングライター)と一緒に何千人かの前で何度かパフォーマンスもしました。観客は私がKimbra(キンブラ:ニュージーランドのシンガーソングライター)ではないことに気づくと大抵ひどくがっかりするので、その状況を変えたくて狼の着ぐるみを着ることにしたんです。(ひと目見ただけでKimbraではないことに気づくので)この作戦はとても上手くいきました!
*GotyeとKimbraは「Somebody That I Used To Know」という曲でコラボしており、世界的に大ヒットしている。
Sophie – 夜行性の動物といえば、タスマニアンタイガーはまだ実在すると思いますか?もしまだ隠れているとしたらどこでしょう?
Bertie – いますよ。私の家で夕食を作って帰りを待っています。
Sophie – コウモリタイガーができることで一番好きなことは何ですか?
Bertie – 彼は本当にいろんなことができるんです。だから一番を選ぶのは難しいな。彼は新世界の作り手です。タスマニアをオーストラリア本土に紹介しているんです。
Sophie – なぜ今回のアートはコウモリとタスマニアンタイガーなんでしょう?
Bertie- なぜって、素晴らしい生き物だからです。シドニーのフルーツコウモリとタスマニアンタイガーの融合なんて間違いないでしょ。
Sophie – 描かれているハシゴにはどんな意味がありますか?
Bertie – 雫と雫がわたるためです。
Sophie – 雫の移動手段ですか?
Bertie – その通り。それぞれの雫に描かれている「目」が雫にたどり着くのに必要です。雫とハシゴ。
Sophie – Single O とはどのようにしてつながりましたか?
Bertie – 兄弟のFelixは建築家で、タスマニアにあるBread and Butter(Single Oのコーヒーを使用しているタスマニアのカフェ)を手掛けました。RobとLiv(オーナー)には彼を通して知り合いました。ローンセストン(タスマニアの都市)のハーベストマーケットでしたね。その頃RobとLivはバターの生産だけをして販売していました。そのバターが素晴らしく美味しくて。歯ごたえを感じる塩が入った彼らのバターを嫌いな人なんていないはずです。出会った翌年に再びタスマニアに帰郷したら、彼らはそのバターを使った自家製のペイストリーとSingle Oのコーヒーを提供するカフェをオープンしていました。ローンセストンは彼らのカフェがオープンしたことによって活気が出たと思います。
Sophie – 彼らのカフェの道路を挟んだ向かいにある公園もとても面白いですよね。
Bertie – そこがタスマニアのコウモリの巣と言っていいでしょう。高いところから人々に野次を飛ばしています。Single Oのコーヒーでハイになっているんでしょう。
Sophie – Bread & Butterで一番お気に入りのペイストリーはなんですか?
Bertie – シナモンのやつです。朝食用のパン。モーニングパンという名前だったかな。とってもとっても美味しいです。
Sophie – あなたが超能力を持っているとしたらどんなパワーがいいですか?
Bertie – 水を作り出すパワー。
Sophie – 水ですか?
Bertie – そうです。水不足は将来私たちが直面する重要な問題だからです。水を作り出すことができたら地球を征服することができるはず。あと私は水瓶座だし。
Sophie – 次のアートバッグプロジェクトに誰を推薦しますか?
Bertie – 子どもたちにやってもらうのはどうですか?小さい100-150g用の袋で‘リトルアート’というプロジェクトを始めたらいいと思います。
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